2024.02.09 WEBマガジン
小千谷市で60年以上、自動車やパソコン、カメラ等の部品を作るための「旋盤(せんばん)」という機械を製造。工場は小千谷市と長岡市の2か所にあり、開発・設計から部品加工、組立、検査まで一貫した生産体制を整えています。精度の良い機械を供給することで、環境性能の良い自動車の生産や性能が高い製品を作ることが可能になるのです。日常では見ることがない機械ですが私たちの生活を便利で豊かにするために役立っています。
今回取材を受けていただいたのは・・・
2008年高卒入社し、現在15年目。30代ながらもベテランで図面を見ればどんな機械も組み立てることができる。小千谷市出身、長岡市川口在住。犬と猫を飼っていて、休みの日はペットのお世話をして過ごしている。
趣味:サッカー観戦
自動車やパソコン、カメラなどに使われる部品を作る「旋盤」という機械の組み立てを行っています。旋盤は金属を回転させながら部品の形に削っていく機械です。
タカハシキカイで製造している機械の多くは自動車の部品を作るために使われていて、東南アジアやヨーロッパなど海外にも輸出されています。
小千谷市は部品などを作っている製造業が密集している、実は日本でも特殊なエリアなんです。
市内で作られている機械や部品を当社で使うこともあり、小千谷は様々な技術や歴史が詰まっている魅力的なまちだと感じています。
タカハシキカイも60年以上の歴史と技術があって、日本全国、世界でも技術が評価されています。
そんな仕事に関われるのは製造業ならではだと思います。
就職活動中に会社見学に来た際、すごく活気を感じたのが印象に残っていて入社を決めました。
この会社はベテランも多いですが、10代・20代の若手も活躍できる環境が整っています。
先輩はとても優しく教えてくれて、慣れてくれば自分のペースで作業が進められるようになります。
そこが働きやすく、長く続けられている秘訣でもあります。
機械の組み立てが無事に完了し出荷できたときは達成感を味わうことができます。
入社当初は組み立てる手順など覚えることが多くて難しさを感じていましたが、上司に教えてもらっていくうちに、様々な機種を一人で組み立てられるようになりました。
成長を実感できた瞬間もやりがいを感じます。
この仕事に欠かせない道具は「インジケーター」。
製品の品質に大きく関わってくる重要な道具です。
組み立てた部品は平行かどうか、ズレはないかどうかなどを確かめるために使います。
製造した機械の精度によって最終的には自動車などの性能にも関わってくるので、これを使って慎重に組み立てを行っています。